テーピング |
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(1)目的 |
1.予防のテーピングケガを未然に防止する |
2.救急処置のテーピングケガをした箇所の動きを制限し、安静を保つ |
可能なら試合にもどる |
3.再発予防のテーピング以前したケガの再発防止 |
(2)効果 |
1.関節の動きを制限する |
2.部分的に圧迫を加える |
3.痛みを和らげる |
4.精神的な助けになる |
(3)一般的な注意事項 |
1.テーピングは万能ではなく、全てのケガに対して効果があるわけではない |
2.どのようなケガなのか理解しておく |
3.正しい順序と方法で行わないとケガの可能性が増す |
4.テーピングではケガは治らない |
(4)テーピングを行う時の注意事項 |
1.テーピングを施す箇所が正しいポジションにあるようにする |
2.テーピングを施す箇所が綺麗な状態である |
3.ケガの状況を考え適切なテープを選ぶ |
4.必要であればアンダーラップを薄く巻く |
5.アンカーテープからスタートし、アンカーテープで終わる |
6.こまめにテーピングを切る(グルグル巻かない) |
7.直前に巻いたテープと半分ほど重なるようにする |
8.シワにならないよう、骨の形にそって、丁寧に巻く |
9.テーピングの薄い所、厚い所がないように、均一に巻く |
10.きつ過ぎず、ゆる過ぎない |
11.テーピングをはがす際も注意を払う |
(5)テーピングの基本型 |
1.アンカーテープ:ケガの部位を中心に上下、又は左右に貼る |
テーピングの始めと終わりに行う |
2.サポートテープ:テーピングの本体で、関節や筋肉を支持.固定する |
@Xサポート:2本のテープをX字型に強く引っ張って貼る |
A縦方向のサポート:靭帯や筋肉に沿って貼る |
B水平方向のサポート:筋肉を固定する |
Cスパイラルテープ:らせん状に貼り、関節の動きを制限する |
Dフィギュアエイトテープ:関節を中心に8の字を書くように貼る |
Eスプリットテープ:伸縮テープを半分に裂いて行う |
Fスターアップテープ.ホースシューテープ:足首に行う |
(6)部位別テーピング |
1.アーチ(土踏まず) |
@アンカー |
AXサポートの繰り返し |
B水平方向のサポート |
Cアンカー |
2.足首 |
@アンカー |
Aスターアップ.ホースシューテープの繰り返し(3回) |
Bアンカー |
Cフィギュアエイト |
Dヒールロック内側 |
Eヒールロック外側 |
Fアンカー |
3.アキレス腱:足首を少し伸ばした状態 |
@アンカー |
AXサポート |
B縦方向のサポート |
Cアンカー |
Dサーキュラーテープ |
4.膝(基本型):少し曲げリラックスした状態 |
@アンカー |
Aスパイラルテープ内側 |
Bスパイラルテープ外側 |
CXサポート内側 |
DXサポート外側 |
E縦方向のサポート |
Fスプリットテープ |
Gアンカー |
5.太腿:リラックスした状態 |
@アンカー |
AXサポートの繰り返し |
B水平方向のサポートの繰り返し |
Cアンカー |
6.股関節(基本型):痛みの出る動きを考えて、どの状態が正しいか判断する |
@フィギュアエイトの繰り返し |
Aフィギュアエイトの端を止める |
7.肘:肘を少し曲げた状態 |
@アンカー |
AXサポート |
B縦方向のサポート |
Cアンカー |
Dサーキュラーテープ |
8.手首(基本型):痛みの出る動きを考えて、どの状態が正しいか判断する |
@アンカー |
AXサポート |
B縦方向のサポート |
Cサポートの繰り返し |
Dアンカー |
9.親指:親指を立てた状態 |
@アンカー |
Aフィギュアエイトの繰り返し |
Bアンカー |
親指テープは一般的にサムスパイカと呼ばれる |
10.指:少し曲げた状態 |
@アンカー |
AXサポート |
B縦方向のサポート |
Cアンカー |
突き指などは隣の指に固定することもある(バディテープ) |